看護師 勉強

ぴょん吉NSの勉強ノート

看護師のぴょん吉です。勉強内容を載せていきます!

CO2ナルコーシスって?

体内のCO2の異常蓄積により、意識障害などの中枢神経症状をきたす病態のこと。

 

うん、堅っ苦しいね。

 

医療や看護の言葉は堅っ苦しい〜って思いません?とっつきにくいなあって思うぴょん吉です。

ということで!

噛み砕いて話していきましょ!!

ぴょん吉が話すので、気軽に聞いてくださいまし。

 

今日のテーマはCO2ナルコーシスです。O2投与時などに注意すべきものですよ。安易に大量のO2投与をしちゃダメよっていう根拠でもありますよ。

 

CO2ナルコーシスとは呼吸が弱くなって、二酸化炭素が身体にいっぱい溜まっちゃって、苦しいよって意識を朦朧とさせちゃったりしている状態のこと。

ナルコーシスって昏睡って意味。CO2多くて昏睡ちゃっているよって感じかな?

これはO2投与時とかに起きやすい。

 

 

 

ーーーはて?

 

 

 

何でO2投与してるのに、CO2溜まって、あっぷあっぷになってるん?なんて思いません?

まぁ結論から言えば、O2投与したから呼吸が抑制されちゃったの。

え?意味わかんねーってなる?

じゃあ、詳しく考えていこ〜!

 

呼吸の調整って何で行なっているかというとCO2とO2に反応して行なっています。

普通はCO2が溜まってくるとそれを感知して呼吸をいっぱいしよーって身体が頑張り始めるんです。通常はCO2に感知して呼吸を促すっていう調整がメインです。

 

だけど。

 

COPDなどの疾患持ちの身体はCO2がたくさんあることに慣れています。

身体って慣れることができちゃうんです。いつでもリフレッシュな反応が出来るわけじゃなくて、慣れてきちゃうと反応が薄くなっちゃうんですね。

普通の人ならCO2蓄積が呼吸を促す要因になるけど、CO2があることになれると、CO2が溜まったくらいじゃ呼吸は促さない。

 

じゃあどうするか?

 

O2が少ないことに反応して呼吸を促すようになるわけです。

どちらにせよ、呼吸促すならいいじゃん?って思うとこかもだけど、それは違います。

O2を投与しちゃうとO2たくさんあるから呼吸しなくていいやって呼吸を弱めちゃうんです。

CO2がたくさんあっても反応しないから呼吸は弱いまま。CO2が溜まりに溜まります。

呼吸は弱いからO2は少ないし、CO2は溜まっていっちゃう。ヤバイですね。

 

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通常、血液はpHを7.35〜7.45に保っています

7以下、つまり酸性に傾けば昏睡状態になり、

7.7以上、つまりアルカリ性に傾けば痙攣を起こします。

 

呼吸抑制されて、CO2がたまれば呼吸性アシドーシスになります。

つまり、呼吸がうまく出来ず、血液が酸性に傾いてしまうんです。

 

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するとどうなるか?

 

昏睡に至ります。

それに至るまでにさまざまな症状を呈します。

 

以下の症状に注意が必要。

 

・頭痛

・血圧上昇

・発汗

・意識レベル低下

・痙攣

・傾眠

・昏睡

 

上のほうの症状ほど、状態は軽く、下の方ほど重篤な状態の時に呈する症状です。

昏睡までに至る前に発見して対応していきたいですよね?

 

だから、O2投与時には以下のことに気をつけてください。

 

*呼吸が弱まっていないか?

*頭痛や悪心、嘔吐などは起こしてないか?

*意識レベルは変動ないか?

 

もしも…

おかしいと思うことがあれば放置せずにすぐに相談する!

それが一番大切です。

 

さてさて。

では、今回はここまで!

また、次回会いましょう。